著作権侵害
2010年8月5日(木)

 昨年、2月にロコモーションパブリッシングが出版した「鎌倉・湘南・三浦自転車散歩マップ」の制作に携わった。
 取材、原稿執筆、撮影、イラスト制作などをし、奥付には著者として名前が出ている。責任の所在の一部が私にある。
 その本の内容がそっくりそのまま著者・制作者一同の知らぬ間に、別の出版社から本のタイトルだけが変えられ、著者としての名前も消され、無断で出版されていた。
 譲渡→出版が著者らの知らぬ間に無断で行われていたのである。
 
 無断で出版したのはネコパブリッシングだ。
 本のタイトルは「ゆる~り自転車さんぽ  鎌倉・湘南・三浦」と変わっている。
 これは明らかな著作権侵害である。
 ロコモーションパブリッシングは「原稿料を払って買い取っているのだから……」と主張しているが、馬鹿なことを言っちゃいけない。
 
 ネコパブリッシングは「ロコとの出版譲渡契約を交わしているから問題ない」と言うが、著作権を有するのは著作者なのであるから、著作権侵害に違いない。
 制作者の一人が日本書籍出版協会と弁護士にも相談して、疑いようのない著作権侵害との回答をもらっている。
 著作権法には次のような条文がある。
「出版権者は、その出版権の目的である著作物をあらためて複製しようとするときは、そのつど、あらかじめ著作者にその旨を通知しなければならない。」
 双方の出版社には制作者一同抗議をしたが、誠意ある回答を得られなかったために、ここに社名を公表した。
 怒っているのですよ。
 つづく