冠水路の走行
2010年5月23日(日)

「JAF Mate」が届いた。
JAF(日本自動車連盟)の会員に毎月届く会報誌である。発行部数11,474,750部と奥付に記されている。ものすごい数だ。
豪雨などで車が冠水や水没した際にどうなるか、といった記事があった。
日本では災害時や事故を除けば、車が水没したり、冠水したりすることはあまりないが、外国をオートバイで走っているとき、こういうことが何度かあったので、そのときのことをちょっと思い出した。
交通インフラが整っていない国などでは、道の途中に川が流れていたり、雨期になると道が半ば水没していたりするのだ。それを渡って進まなければいけないのである。
川や水たまりは、水位がキャブレターやエアクリーナー のある位置より低ければ、走行して渡ることができる。
気をつけることは、まず、自分の足で水深と、水底の状況を確かめることだ。
それから、勢いをつけて、水に進入しないことである。「JAF Mate」には水深と速度の実験結果が記されていた。。コスタリカ.jpgのサムネール画像
時速10kmで走りぬけられる冠水路も、時速30kmだと走り抜けられない。
スピードが出るぶん、水圧がかかり、前に進めなくなるからだ。
しかし、そういうことを頭でわかっていても、自然はあまくない。
何度か水没した。
すると、写真のようなことをする。
エンジンの中に入り込んだ水を抜いているところである。
中米のコスタリカという国だ。
ホエザルの声が轟く、人気のないジャングルで、こういう状況に陥るのはあまり気持ちのいいものではない。