菜園のソラマメ収穫
2010年5月20日(木)

s-IMG_9376.jpg菜園のソラマメを収穫した。
昨年10月に種を蒔いたソラマメだ。ここまで7カ月かかった。
冬の寒風に寡黙に耐え、春先のアブラムシの襲撃にもめげなかった。
大きく膨らんだ鞘を割ると、ふかふかとした綿のようなクッションに、ちっぽけな豆がやや大仰に守られていた。
クッションは豆の形に丸くくぼんでいた。
それを見て、不意にインドの安宿のベッドを思い出した。
彼の地に訪れるバックパッカーの、少なくない人が、一日中、何をするわけでもなく、半ば死人のように安宿のベッドで寝ころんでいる。
そんなベッドが、頭のてっぺんからつま先まできれいな人の形をして、くぼんでいるのだ。
ともあれ、この日のビールはうまかった。