セルフビルド 墨付け・刻み
2016年1月17日(日)

 

●セルフビルド 墨付け・刻み

 

セルフビルド、昨年12月に行った作業です。
人力16-01-18-0003.JPG

 

土台を組んだのち、そのうえで小屋組の刻み、仮組をしてしまう作戦です。

 

材料に使う解体した古民家の古材は長いもので14mほどあります。その場所を確保するのに最適であること。

 

そもそも、設計図がないので現物合わせで組んでいくことができること。人力16-01-18-0001.JPG

 

手の届く場所で小屋組を一度作ってしまうことで、棟上げがスムーズに進むこと。

棟上げ時に材料の寸法ミスなどが発覚すると、修正するのが大変なのです。

 

そんなわけで、柱は後回しにしてとりあえず小屋組を作ってしまいます。

 

まず、土台の上に、丸太の桁を3本わたし、その上に丸太の梁を1間ごとに7本渡します(写真上)。

すべて継手なしの1本もので、軒の付き出しを含めて、桁は7間(約13m)、梁は4間(約7m)になります。

 

桁と梁は、相欠きという方法でかみ合わせますが、丸太なので加工がやや手間です。

 

ログハウス建築でいういわゆるノッチになります。

 

長大な材料なので、木口に垂線を引き、その延長上に糸を二本張って、その重なる部分を記します(写真中)。人力16-01-18-0002.JPG

 

丸太のカットはチェーンソー(写真下)。

 

そんな風にして、梁、桁、母屋、棟木を組んでいきます。